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■■□■■  物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃   □
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□■■    2011/8/5 NO.445              □□■
■■     『食の安心、安全』物流段階で堰を止める      □□■□
■      物流改善のヒントhttp://avance-tokyo.com    □□■□□
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■大災害で失われた多くの魂と被害に遭われたみなさまへお見舞い致します。
そして全力で奮闘している全国の物流マンに深い敬意と感謝を致します。

●放射能汚染が広がっています。すでに3/13時点で原子力発電所の水素爆発
や冷却用放水のせいで、汚染物質が大気や海洋に放出されてしまっていました。

その事実が公開されたのは、「むやみな恐怖とパニック」が収まった2ヶ月後、
3ヶ月後でした。大気汚染が始まるとセシウムが人体に蓄積されて、甲状腺障害
が始まります。直ちに幼児や女性にはヨード剤の支給が計画されていましたが、
どこの自治体も医療機関も間違った情報のために、支給を行わずにムダとなりま
した。

●この国に住むオトナや責任者達は、この国を逃れることができずに運命を共に
しようとしていますが、人類の責任は世代を守ることにあるはずの義務を放棄し
ました。

学校の再開や校庭の開放を容認したし、夏休みの課題に行動記録を付けさせて医
療実験の準備も始めています。恥ずかしい罪と思います。放射能の危険性は科学
で完全に解明されてはいませんが、放射線の脅威は実験室でも証明されています。

細胞分裂に障害を与え、遺伝子レベルまで生命を危うくさせてしまいます。
大気汚染を測っても、地に落ちた物質は永久に放射線を出し続けて、食料と共に
人体に蓄積されてしまいますから、計測の結果が安定だとか、安心だとか、低レ
ベルだとかという解説は間違えです。

●水、食料、畜産や牛乳タマゴに至るまで、全国に拡散した放射物質を追跡して
回収することはもはや不可能になりました。
学校の校庭敷地を剥がしても、土砂の集積場がありません。福島で放置された住
宅や自動車の汚染物質はどこにも集められていません。原発では冷温停止すら進
まずに、水蒸気と共に未だに拡散が続きます。海洋汚染は計測できていないだけ
で地下水への浸透は確実に進みます。

●汚染物質は食料に蓄積され、排除することはできません。ウィルスや大腸菌の
様に除去や死滅させることができないからです。「隔離と移動」しか方法がなく、
仮に集積場に集められたとしても、数百年の隔離が必要です。これは、青森県六
ヶ所村の専用工場でも行われる現在の技術では最適の方法です。

数百年の隔離、気の遠くなる物流問題ですが、世界で始めての事故を経験した日
本が取り組まねばならない人類の課題解決なのです。

国民に安全と安心を示すなら、事実を明らかにして、汚染食料の排除と隔離を薦
めなければなりません。ヒトとしての世代の約束と義務でなのです。法律や政治
の手段ではなく、経済的な判断や合理的な意思決定ではなく、人類の責任です。
放射能感受性の高い子どもたちと女性を守ることが、世代の約束です。この国の
失敗は、現世代が責任を負わねばならず、誰かに任せるわけにはいかないのです。

●事故の責任は取らなければならず、放射能の危険性を見逃してきた誰でもが共
犯なのです。自らの範囲で子どもと女性を守ることに必死にならなければ、日本
の将来は危うくなります。数十年たって証明されても手遅れだし、無策の時間責
任は償いようがないからです。

汚染物質の存在は明らかだし、計測すればすぐに証明されます。隔離と移動しか
対策はないわけで、そのための物流が必要になっています。

世代を超えた人類への責任、今までの物流にはそんなテーマや課題はありません
でした。どう対処するべきなのか、業界を挙げて迷い悩み、そして行動しなくて
はならない段階に来ていると言えるでしょう。

事故を忘れたくなる時期に入りました。オトナと人類のために、物流ができるこ
とと期待されていることを、改めて主張したいものです。

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