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■■□■■ 物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃ □
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□■■ 2011/11/5 NO.453 □□■
■■ 『BCPと物流の役割』物流さえしっかりしていれば □□■□
■ 物流改善のヒントhttp://avance-tokyo.com □□■□□
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■大災害で失われた多くの魂と被害に遭われたみなさまへお見舞い致します。
そして全力で奮闘している全国の物流マンに深い敬意と感謝を致します。
★★★★★発売しました 日刊工業新聞『物流リスクマネジメント』★★★★★★
東日本大震災の事件を経験して、私たちは次の世代に何を遺さねばならないでしょ
うか。災害は忘れた頃にやってくる、という現実を受けて、ビジネスマンや事業の
継続を続けるためには、100年以上の企業が数万社もある反面、災害を契機に事
業停止や廃止となる企業がありました。
救急医療や人命救済に物流マンの役割も高く評価された、今回の事件を通して、物
流が持っている強さと意義を整理しました。
いざというときには、自分で守り、遺すための『みんなのBCP』を考え出しまし
た。自然災害のデパートのようなアメリカでのFEMA(危機管理庁)や東北企業
の取材も含めて、180ページに一気に仕上げています。
日刊工業新聞『物流リスクマネジメント』−止まらない物流、最強のBCP
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事業継続に不可欠なリソースが被害によって、喪失したり、使用不能となれば現場
を任されている担当が考える手はただ一つ。
いかにして代替手段を確保するか、である。とうてい修理や何か別のものを作り出
すことはできない。すると検索と手配と調達に向かうのは、救急物資と同じである。
●在庫があるか、代用品はどうか、それはどこか、手当ができるか。
正に人と物の問題は物流が得意領域としているはずだ。BCPはそのまま物流課題
であることに気づく人は少ない。 製造であれ、販売であれ、リソース喪失は代替
品でカバーしなくてはならず、手配や輸配送は早い者勝ちの短期決戦が必要である。
今回の災害でも、はじめに燃料手当、次に発電機の手配で差が出た。
●小売店は商品不足で販売も不振となるだろう、という予想は全く外れていて特売
不要、在庫品の一層、仮設店舗や移動販売に踏み切ったところが賑わっている。
売上半減でも確実に利益が積み上がっているのが事実なのだ。特売と物流サービス
で利益を削り、しがない競争に明け暮れていたことが証明された。
●幸いな事は限られていて、不幸な事実が様々に広がりまとめることや整理するこ
とができないように、普段の苦労はなかなか報われない。
しかし、緊急事態やこの度の災害の結果では、遺された者に成果が積み上がってい
ることを知らねばならない。
●BCPは継続を続ける努力と幸運に恵まれるための秘訣であって、準備や態勢、
関わりのある人びとの幸運がつながることを願うことにも似ている。最後の砦は物
流であることに気づいたとき、企業は続きそして次の歴史を歩み始めているのだ。
BCPにおける想定やシミュレーションはムダであったことが、各社の報告から明
らかになっている。想定は外れ、予想外の事態に慌てる事ばかりが続き、そして
手配は遅れ、事業の再開に目処が付かない。
●マニュアルを読み直す時間もなく、また内容に頼りになる情報は書かれていなか
った。限られたメンバーでのプロジェクト活動から生まれるBCP策定活動は、必
要だけれども十分ではない。
それは想定という条件から始めるからであり、事実は想定を越えたところで起きて
いる。事業の継続に必要なのは、壊れた器材を直すことではない。
●行方不明になった原材料や作業者を集めることでもない。取り扱う商品や製品が
どんな原材料を必要としているかは、それを仕事とする人には承知のことであり、
連絡が取れすに調達や手配ができないことが問題なのだ。
●行って確かめるしかなく、受け取りに出向いて探し出すしかないのである。その
ことを代行できるのが物流であり、物流活動を人だよりにしているならば、ホゾを
噛むばかりだったのが現実なのだ。
連絡が取れす、状況が分からず、誰も約束をしてくれないとき、現場ができること
は出向くことしかない。そこに原材料があり、そこに商品が届いているかも知れな
いときに、情報システムや業務分担などは役には立たない。
●行くしかない、確かめるしかない、見てくるしかないのだ。
物づくりや新しいビジネスモデルも、情報や役割分担が崩れてしまう緊急事態には
ミス殻が動くしかないのだ。それが物流であることに気づいたのが、今回の事件で
はなかったか。
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