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■■□■■  物┃流┃現┃場・見┃た┃ま┃ま・感┃じ┃た┃ま┃ま┃  □
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□■■    2012/2/15 NO.463             □□■
■■     『これからどうする、物流業界』日本の再生と業界  □□■□
■      物流改善ヒントhttp://avance-tokyo.com    □□■□□
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■昨年大災害で失われた多くの魂と被害に遭われたみなさまへお見舞い致します。
そして今も全力で奮闘している全国の物流マンに深い敬意と感謝を致します。
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自民党政権下での国家予算は82兆円、民主党はそこにムダとインチキがあると
マニフェストで檄を飛ばしてました。事業仕分けで17兆円が財源となって、様
々な国民サービスを充実させると約束しましたが、ウソでした。結局、94兆円
の国家予算をまかなうために増税法案を強行採決しようとしてます。

エコを言い訳にしたばらまきがまかり通り、輸出産業のために14兆円の国債を
追加発行してドル買い、あげくの100兆円のドル貯金があるのに、復興予算は
出し渋り。自民ー民主=14兆円の帳尻あわせの消費税増額なら、誰も納得でき
ない。・・という解説、論調がどこにもないのがおかしい。再生日本は可能か?

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■物流塾開講10周年、120回目の講演を花房が担当します。
3/15(木曜)14:00〜17:00 飯田橋レインボーホール

●『日本再生に向けた物流デザイン』〜現場・業界・国際の3つのフロンティア

福岡情報ビジネスセンター 代表取締役 武藤 元美
●『日本のトップ経営者から何を学んだか〜自社IT事業を成長させた事例』
http://www.avance-tokyo.com

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●これからの日本はどうなるのか?デフレが続いているので、低価格の割には物
量が多くて、業界は目前の貨物が激減する体感がありません。人とモノに溢れた
職場に将来があるのか、と聞かれて即答できる事はありません。基幹産業だった
自動車が『原則的に日本生産は不可能だ』というトヨタトップの発言が示すよう
に、100万台規模で生産縮小となれば裾野産業も回復できるはずがありません。

家電住宅もエコ値引きを国家予算でてこ入れしても、びっくりするような赤字が
続くので、物流業界も恐々としています。春の契約更新が恐ろしい。

●というように、今までの基幹産業の復活は不可能と見ているのが大半で、政策
もそれを承知の再生日本戦略計画が発動しています。
小売り消費100兆円は通販にシフトしても、マーケットが拡大するはずがあり
ません。給与が上がらないから家計消費が増えないのです。GNPも知らぬ間に
450兆円レベルまで下がり、経済の成長はとても不可能な状況まで来ています

そこで、家計消費の30%をしめる無形サービス産業への期待が上がります。
モノではないコトだから、医療介護教育のように原価がなくてリピートが期待で
きます。サービスの特徴は再生不可能、再現困難の人的および付属物があっての
売上ですから、物流の役割も相当多く残っています。

●モノの消費が下がれば、コトの消費を上げようと考えるのが順当で、だから再
生日本の骨格にはサービス産業が目立つようになっています。
電気ガス通信もサービス産業の重鎮ですから、節電代わりのエネルギー産業が注
目を浴びます。

少子高齢化という止まらないトレンドでも、モノよりコトの方が期待大ですよね。
デフレのせいで物量があまり変わらない流通業界は、だんだん酸欠状態になって
いるはずですから、いつまで同伴出勤するのか考え物です。

●デフレ回避としてマネーサプライを増やせば、お金の価値がもっと下がって何
でも高くなる。けれど価値ですから、見かけの値上げに過ぎません。収入が増え
ても利益は残らないでしょう。そんな政策、日銀が言い出しましたが、55%株
主の意向はどこにあるのでしょうか。国営銀行ではなく、れっきとした民間企業
であるのが日本銀行の本当の姿なのです。総裁は株主に選ばれていますが、どん
な株主名簿かは明らかにされていない秘密結社のようです。

●増税は初めに書いたように、失策の穴埋めにしかならないし、国民福祉の向上
にはほとんど役立ちません。インフレ主導なら給与額面が上がっても、不公平は
どんどん進むばかりでますます社会保険の滞納率が上がるでしょう。

この国は将来の姿を子ども達に説明できる状態でありません。
物流塾10周年講演では、このあたりを詳しく解説して行きたいと思います。
有料ですが、納得できるような視座と提案を心がけます。ぜひご参加ください。

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