栽培方法


●初心者の方へ−ロホホラ(烏羽玉)栽培の基本−

[用意するもの]

・ロホホラの苗
・鉢(基本は苗よりも一回り大きい黒プラ鉢だが、どんな鉢を使っても大丈夫)
・サボテン培養土(銘柄は何でもよい)
・日光
・温室(キャップ栽培でも可)写真1
・遮光シート
・ハダニ(アカダニ)退治薬(ホームセンターに売っているテルスタースプレーなど)



[栽培のポイント]

・4月のはじめから10月の終わり頃まで、月に1回から2回水遣りをする。昼間の土中温度は35度以上を目標にする。
・11月から3月の終わりまで断水する。この期間も、できるだけ日光に当てる。(冬場の温度管理の基本は5℃以上を保つ、みたいだが、マイナス5℃くらいまでなら耐えられる)
・温度を上げることも大事だが、風通しもよくする。特にロホホラが空気中の二酸化炭素を吸い込む夜の風通しをよくする。(すきま風程度で十分)
・ふさふさした綿毛が好きな人は、頭から水をかけず、水を張ったバケツに鉢を浸して吸水させる。
・植え替え時期の基本は,、根が動き出す直前の3月初旬から中ごろ。小苗は1年に1度、大苗は10年に一度、植え替える。?


[病害虫]

・ハダニ(通称:アカダニ)
症状:肉眼でぎりぎり見ることのできる小さな赤い虫が、球体につき、表皮を食べ白っぽくする。写真1、写真2
原因:高温&乾燥、もしくは発育不良。
対策:まずは強光線堅作りを心がける(予防)。それでもアカダニがついたら退治薬を使う。
*シリンジ(霧吹きで水をかける)するだけでも良いという説もあるが、私はあまり効果がないように感じる。
*虫に食べられて白くなった部分は治らない。ロホホラを成長させて、白くなった部分が下に回るのを待つしかない。

・日焼け
症状:表皮が茶色っぽくなる。またはケロイド状になる。写真1写真2写真3写真4写真5
原因:直射日光。植え替え直後の強光線。
対策:根がしっかり張っていないうちは、あまり強光線に当てない。
*徐々に鍛えていけば直射日光でも耐えられるようになる。(少し赤っぽくなるが)
*日焼けも茶色くなった(ケロイド)部分は治らない。ロホホラを成長させて、茶色くなった部分が下に回るのを待つしかない。
*表皮が赤くなる程度の、軽い日焼けなら自然治癒する。

・根腐れ
症状:球体の成長が止まる。もしくは縮む。球体が、ある日突然、赤茶色&グニャグニャになって死ぬこともある。写真1
   :根の腐っている部分は赤茶色になる。写真1
原因:水のやりすぎ、もしくは温度不足。
対策:水遣りの回数を減らす(予防)。土中温度を上げる(予防)。様子がおかしいと思ったら、とりあえず鉢から抜いてみる。豪快に腐っていたら患部を切り落とす。そして風通しのよい日陰で、2ヶ月ほど乾かす。腐りが少しの場合は日陰で3ヶ月くらい裸のまま放置する(→腐りが止まる)。


・バイラス(ウィルス)
症状:球体にまだらな黄色い斑点が入る。(班入りとは違う。)写真1写真2写真3
原因:ウィルス感染。アカダニや、殺菌してないナイフでの接木によることが多いらしい。
対策:一度バイラスが入ってしまうと、退治できないらしい。
感染防止法:アカダニに注意する。接木をする場合はナイフをしっかり殺菌する。
        :バイラス苗を触った手で、他の苗に触れない。?
その他:空気感染はしないらしい。

     :バイラス苗が近くにあっても、それほど神経質になる必要はないように感じる。

・刺座落ち(綿毛落ち)
症状:写真1、写真2
対策:刺が落ちてしまった場所から、再び刺が生えてくることはない。刺座が下にまわるのを待つしかない。


・刺落ち
症状:球体上部の刺(綿毛)が下部の刺よりも短くなる。写真1
原因:栄養をたっぷり与えて急激に成長させると起こる?
対策:


・変色(黄色っぽくなる)
症状:写真1
原因:
対策:

・徒長

症状:
原因:
対策:

・その他(台風や動物たち)写真1写真2写真3
なにげにあなどれない存在です。注意してください。


*初心者の方へ、と書いていますが、私も栽培歴3年程度の初心者です。ここに書かれていることを、あまり当てにしないでください。



●播種(種まき)○無農薬&無殺菌栽培

[用意するもの]
・底面給水できるトレー
・細かめのサボテンor多肉植物培養土
・種


[ポイント]
・種をよく洗う。(種をよく洗い、種のまわりの果肉を落とさないと、発芽が遅くなったり、カビが生えやすくなる。)
・最低気温20度、最高気温30度くらいの季節になったら、屋外の日陰(ベランダなど)にトレーを置いて、栽培する。(風通しの悪い屋内で栽培すると、高温多湿のため、どうしてもカビが生えやすくなる。)*28度くらいが最適温度?
・水はきらさないようにする。

冬場は屋内(最低気温ができれば10度以上の場所)で栽培する。親サボテンとは違い、土がカラカラに乾かない程度の水遣りはする。

●塊根づくり

[方法]
・保水性に優れた赤玉土などは使わず、保水性に優れない(排水性に優れた)矢作砂、軽石、石灰岩?などを使う。*播種では赤玉土系を主体にする。

・水やりを控えめにする。
→根の成長が促進される?)
写真1

(研究中)


●メキシコの土

土の主成分は石灰質らしいこと。メキシコの砂漠は、砂が主体ではなく、土が主体ということ。それ以外は今のところ私にはわからない。(どなたか教えてください)

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