<等差数列の公式>
  :末項

<等比数列の公式>
 

の公式>
 の公式は
 もう覚えてくれたことと思うが,この公式がになるともうわからない人がいる。
 確かにの記号はわかりにくいので,この記号を使わずに書けばよい。
 +…++…+となる。よって,
 となり,
 公式において,を代入したものになる。
 同様にして,となる。
  のとき,
    のとき,     なども同様である。


<階差数列の公式>
 数列の階差数列とするとき,は,のとき
 成立する公式であって,のときは別に調べなければならなかった。
  しかし,今まで解いた問題ではいつも不思議にのときにも成立していた。
 もしかしたら,のときには成立しないような例はないのではないかという
 気がしてくる。
  次の数列を考えてみよう。
 :0,1,1,1,……… 
              
 : 1,0,0,0,……… 
  この数列の階差数列は,,… だから,に関係なく
 となる。すなわち,より,となり,
 これはのときには成立しない。
 階差数列の定義より,までは定義されるので,
 ,………,+…+
 のときは階差数列の公式を用いてもよいが,
 初項のについては,その前の項を引くわけにはいかないので,
 のときは別に考える必要があるわけである。

漸化式の解法:隣接2項間漸化式など,種々の漸化式を8パターンに分類した解法

隣接3項間漸化式の解法:特性方程式による解法